1963-05-15 第43回国会 衆議院 外務委員会 第15号
任地に二十五年もおるというのは、奉職年数と地位とが日本のように並行していくのじゃなくて、地位は低くても奉職年数が長ければ給料が上がっていくのじゃないかという気がする。だから、必ずしも副領事から領事、領事から参事官、参事官から公使という出世街道を考えなくてもやっていけるだけの待遇を与えてある。また、戦前イギリスは中国だけで一生の外交をやる外交官を養成したことがあることは御承知のとおりだと思う。
任地に二十五年もおるというのは、奉職年数と地位とが日本のように並行していくのじゃなくて、地位は低くても奉職年数が長ければ給料が上がっていくのじゃないかという気がする。だから、必ずしも副領事から領事、領事から参事官、参事官から公使という出世街道を考えなくてもやっていけるだけの待遇を与えてある。また、戦前イギリスは中国だけで一生の外交をやる外交官を養成したことがあることは御承知のとおりだと思う。
これをまた奉職年数から見ますと、準職員の場合は、十年以上勤めていられる方が千二百二十九人、五年以上の方が二千大百六十四人、四年以上勤めていられる方が千二十七人、三年以上は五百八十六人という数字に上っております。
かくのごとく重要な地位にあるのでありまして、又一面既往における裁判官の奉職年数を見ておりますというと、他の各省に奉職しておる官吏は、その資格は同資格に置きまして、十二、三年にいたしまして一級官となつておるようであります。裁判官はその勤務年数は二十年を超えておるようであります。二十年を超えておる人が多数であります。